ドラゴンクエスト ユア・ストーリーを観てきました!
さすがの人気で、チケット予約しようとしたら結構席が埋まってて危なかったですw
劇場に行ったら、お客は同年代の男性が多かったですね。

みんなドラクエ5をプレイ済みなんだろうな~っと、勝手に仲間意識を持って観てましたw
今回は、この映画を観た感想を書いていきます。
※ネタバレを含むので、観てない人にはオススメしません。
映画の紹介と私が楽しみにしていた部分をまとめた記事は下記になります。
幼年時代
パパスとの二人旅は3Dモデリングで少し描かれていました。
主人公リュカのパパスへの思いや、子供らしさが表現されており、とても良かったです。

「僕のお父さんは世界一強いんだ!」なんて、凄く子供らしく、父親の事を尊敬しているのが伝わるいいセリフでした。
ゲームの中で一切喋らないから、どうしても大人しい冷静な子供をイメージしてしまうので、このギャップが新鮮でした。
しかし、ビアンカとレヌール城を冒険したエピソードや、フローラとの出会いはゲーム画面のみで、3Dモデリングではありませんでした。

ビアンカとフローラの子供時代を3Dモデリングで見たかったので、ちょっと残念でした。
ちなみに、ベビーパンサーの名前は4つの中から何にするのか気にしてましたが「ゲレゲレ」でした。

ボロンゴ派だった私はショボンですw
少しすると、すぐヘンリー王子の誘拐事件が発生して、パパスとのつらい別れのシーンでした。
映画では、リュカは目を覚ましてパパスがボコられるシーンを観ることになります……
ゲームだと目を覚ましてるのかどうか曖昧でしたが、これはトラウマものですよ。

実力ではジャミとゴンズ に勝っているのに!!
リュカの泣きながらの叫びが切なすぎる( ;∀;)
映画でもゲマのクズっぷりは健在でした……
この後は、ゲームと同じく奴隷として連れ去られます。
余談ですが、勇者ヨシ〇コの山田孝之さんがパパスの声を担当していました。
ですので、パパスのシーンが短くて少し残念でした。

まぁ、こればっかりは仕方ないですね。
子供時代を長くしたら尺が足りない(^▽^;)
青年時代前半
この青年時代は原作のゲームと違う部分が結構ありました。
天空の剣をゲットするタイミングや場所、ブオーンと戦うタイミングなどなど。

まぁ、尺を考えたら当然って感じですが、悪いわけではなく、映画ならではのストーリーを楽しめたので良かったです。
最初はゲームと同じく、ヘンリーと一緒に奴隷から逃れるわけですが、脱出の際に匂いでバレないよう全身に臭いものを塗ります。
モンスターいわく「うんこくせぇ!」と言ってたので、モンスターのフン??
これが、その後もプサンにネタとして言われ続けます。

「臭い青年」と。
これは最後までクスっと笑わせていただきましたw
あ、プサンはドラクエ5をプレイした方なら、どなたかわかりますよね?w
脱出後はヘンリーとラインハットで分かれて、パパスと住んでいた小屋に向かいます。
そこで、パパスの日記を見つけ、ケンコバさん演じるサンチョとも再会します。

個人的に、ケンコバさんのサンチョは面白くて好きでしたw
ここで映画オリジナルの設定といいますか、伝説の勇者=天空人は眼が特殊というのがわかります。
パパスはリュカの眼がそれであり、リュカが天空の剣を扱える勇者だと思っていたようです。
リュカは日記とサンチョの話で重いと感じますが、天空の剣を持っているというルドマンに会いにサラボナに向かいます。
ゲームでは、リュカはエルヘブンの血を引いてはいるが天空人の血はないので、ミスリードなのか映画オリジナル設定なのか迷いました。

映画ではエルヘブンというワードは一切出てこないので、マーサも天空人の血を引いている設定に変わったようです。
サラボナに着いてからは、ブオーンとの対決、ビアンカ、フローラとの結婚イベントが入ります。
ブオーンとの戦闘は迫力あって凄く良かったです。

ビアンカもフローラも可愛かったです。
このデザインでドラクエ5を遊びたいなと思いました!
その後、子供イベントが入るのですが、双子ではなく息子だけ生まれます。

二人生まれても、設定を活かす暇もないでしょうから仕方ないですね。
エルヘブンの設定自体ないみたいだし、無理やり娘を出しても特徴なさそう(^▽^;)
その後は、ゲームと同じく石化タイムに入ります。
青年時代後半
ここからはガンガン進んでいきました。
サンチョと息子のアルスが石化を解いてくれて、プサンに会い、妖精の国へ行き、過去の自分と出会い、ゲマたちと決戦という流れでした。

息子が天空の剣を使うシーンは王道RPGのカッコよさがあって良かったです!
結構はしょってますが、予告動画もこの時代はシーンを控えているみたいなので、ぜひ劇場で見てみてくださいw
賛否両論のオチ
ここまでは本当に面白かったです!
ゲームと違う部分はあっても、別の作品として観ているので全然OKと楽しんでました。
しかし、オチで一気に冷めてしまいました。
簡潔に書くと、この映画で繰り広げられたストーリーはVRでプレイしている「ゲーム」だったというオチです。
しかも、ラスボスがVRゲームを破壊しようとするウイルスなのですが、伝えたいことが「ゲームなんてやっても人生の無駄」みたいな主張です。
対するプレイヤー側のリュカは「この記憶や思いはとても大事なもの」みたいな感じの口論をするわけです。
……
……
要は、リアルでいるゲーム否定派に対して、ゲーム好きにとってはとても大事なものという主張です。
言いたいことは理解できます。
しかし、今この映画を観てるタイミングでは「どうてもいい!」という感じで、急に思考が現実に戻されて冷めました。
ゲームに限らず、趣味にケチつけてくる人なんて世の中には必ずいます。
自分と違う考え(価値観)を認められない人なんて一杯いますよ。

だからと言って悪口をいって傷つけていいという話ではないです。
10人いたら10通りの考えがあるのは悪いことじゃないし、だからこそ同じ趣味や価値観の人が集まるというだけです。
仕事としても、需要がなければ商業から消えるだけの話で、必要とされてるからゲームが世界でも流行っています。
ドラクエの映画を観に来ている人なんて9割(言い過ぎ?)は、ゲームが好きなオタクだと思います。
ターゲットはゲームが好きな人であって、ゲームを否定する人ではないはずです。
「ゲームを認めてる人たちに、わざわざ映画で主張する必要ある!?」
これが言いたかった!

そうだよ!俺たちにとっては大事な時間だったんだよ!感動(ウルウル)……
なんてなりませんよ!
誰かに言われるまでもなく、ハマったゲームは大事な思い出として残ってます。
誰にでも認められたい承認欲求なんてないし(^▽^;)
そんな主張を見に来たんじゃなく、ドラクエというファンタジーの映画を観に来た人が多いはず。
確かにユア・ストーリーでした。
タイトルに噓はありません。
ですが、見たかったのはリアルに対する主張ではなかったです。
ファンタジーの世界に入り込んで、感動したまま映画館を去りたかったです。

途中までは本当に良かったんです!
でもこれが正直な感想です。
まとめ
世界観に入り込まずに客観的に観るべし!
映画の世界観に感情移入すればするほど、オチの反動ダメージは大きくなります。
昔、スター〇ーシャン3や、ゲット〇ッカーズでも、実はデータでした的なオチをやってくれました。
個人的には、その世界観が好きになり、キャラにも愛着が沸くほど、このカウンターがキツイです。

マンガやゲームであっても、その作品の中では「存在する」出来事として描かれているからこそ、私は感情移入ができます。
その存在が「架空でしたー!」と言われてしまうと、そもそも架空だろとメッチャ現実的な思考に戻されちゃいます。
初めから、そういうのを売りにしている作品なら別なのですが。
でも、またドラクエ5をプレイしたいなと思えるぐらいにオチ以外は良かったです!
1,900円のチケット代を払ったことに後悔はありません。
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