こんにちは、あきみろです。
私は、今の家に住んでからは無線Wi-Fiを使ってネットを楽しんでいました。
いずれは有線にしたい時もあるかなと、家を建てる時に2階に繋がるCD管だけは設置してもらいました。
なんで一緒にLANケーブル通さなかったの?
という疑問もあると思いますが、単純にお金をケチったからですw
設計士の方にLANケーブルを通すのなんて簡単と言われたので「じゃあ自分でやるか」なんて思ったのが間違いでした。
今回は、そんな私が10年越しに2階へLANケーブルを通した経緯とCD管への通し方を紹介していきます。
なぜ無線から有線に?
私はゲームの実況プレイをしていますが、ライブ配信には手を出していませんでした。
しかし、2020年になって新しい事にも挑戦したいと思いました。
ここで問題になるのが通信速度や通信の安定度です。
無線の速度もかなり上がってきているので、普段困ることはなかったです。
ただライブ配信ではそうもいきません!(たぶん…w)
今こそ、CD管にLANケーブルを通して有線にする時だと決意しました。
YouTubeに編集した動画をアップロードする時も時間かかってたので、さりげなくそっちも時間短縮できるとウキウキしていました。
CD管へ通すのに1度挫折
実は、家を建てた直後、CD管にLANケーブルを通そうとして挫折しています。
これが「自分でやろう」と思ったのが間違いだと気付いた瞬間です。
ちなみにCD管とは以下のようなものです。
この筒の中にLANケーブルを通すわけです。
個人的には長いLANケーブルを用意して2階から1階に降ろせばいいだけと考えていました。
しかし、ここで2つの問題に出くわします。
LANケーブルのコネクターが大きい
LANケーブルの先っちょであるコネクターにも大きいのがありますよね。
例えば以下のようなもの。
これがCD管に引っかかって、スッと下に降りていかないのです。
つまりCD管の中が意外にも狭かったのです!
それでも無理やり力を加えれば少しずつ通すことはできました。
しかし、自分の手元から離れていくと力も弱まり限界がきました……
CD管が途中で曲がっている
これが最大の誤算でした。
CD管は壁の中にあるので、外から確認できません。
2階から1階に繋がっているということで、私はずっと以下のようなイメージだったのです。
そう……
垂直だと思い込んでいたのです。
しかし現実は以下です。
CD管が途中で90度に曲がっていたのです!
※壁の中は見えないので、実際に90度かは不明です。
なぜ、こうなっているのが判明したのか?
それは、コネクターの小さいLANケーブルを用意してCD管の中を通したからです。
順調に通せている間は「よしよし!これでイケる♪」なんて思っていたら途中で……
コツン
と音がして下に進まなくなりました。
最初は、もう1階まで届いたかとウキウキだったのですが、すぐに絶望に変わりましたよ……😭
結果、1階にLANケーブルが辿り着いてないのです。
1階には来てない……
でもコツンと行き止まりに来ている……
これが導く答えは…
CD管は垂直ではなかった!
こうして第1回有線計画は失敗に終わりました。
第2回有線計画の案だし
1度目は特に困らなかったので挫折したまま終わりましたが、今回はそうはいきません。
ライブ配信をするために、何が何でも有線にする必要があります!
ここでいくつかの案を考えました。
PCを1階に運んだ場合、家族もいるので『実況プレイ』に支障が出てしまうので論外。
CD管を通さずに2階にLANケーブルを引っ張ると邪魔なのもあれば、見た目的にもよろしくないので却下。
こうなると業者が有力かなと思ったのですが、以前試したのが10年近く前であることと、特に調べていなかったことから、もう一度だけ自分で試してみることにしました。
それでもダメだったら業者に頼むと決めて……
通線ワイヤーとLANケーブルを購入
自分でやると決めたので、早速ネットで調べてみました。
結果、『通線ワイヤー』があれば簡単にCD管を通せるという情報を見つけました!
しかし、この段階では半信半疑でした。
私も年を取り「簡単」という言葉は人によって違うということを学んでいたからです。
Aさんにとって簡単でも、Bさんにとっては簡単ではない……
こんなことは日常茶飯事ですよね。
ここで私は悩みました。
通線ワイヤーを買う出費と、業者に依頼する出費。
もし通線ワイヤーを買って失敗したら両方が発生することになる……
結果、通線ワイヤーを買うことにしました。
これが後に後悔、そして最終的には買って良かったと思える選択でしたw
通線ワイヤーの購入
いざ尋常に勝負!
という事で以下の通線ワイヤーをAmazonで注文。
約4,700円と少し高い出費だとは思いましたが、こういう時に安いの買うと最初からちゃんとしたの買っておくべきだったと後悔することが多いので、レビューを信じて少し奮発しました。
CAT7のLANケーブルを購入
10年近く前に買った長いLANケーブルは古いので、速度的にどうなんだろうと調べました。
LANケーブルについてはあまり調べたことなかったのですが、カテゴリーによっても速度に差が出ることを把握しました。
結果、CAT7の以下も一緒に購入しました。
正直20mもなくていいかなと思ったのですが、足りないとなっても怖いので長めを購入しました。
しかし、私の場合は10mでも余るぐらいだったので心配しすぎましたw
CD管にLANケーブルを通す
Amazonから通線ワイヤーとLANケーブルが届いたので、早速試すことに!
通線ワイヤーだけでCD管を通す
とりあえず、通線ワイヤーだけでCD管の中を2階から1階に通せるか試しました。
スルスルCD管の中を通過していくぞ……
これはイケる!!
なんて思っていたら
コツン
もしかして、1階に届いたんじゃ!
しかし1階に行くも何もなし……
「おぃーーー!!」
またもや、CD管の曲がり部分で止まってしまうという結果に……
その後、力の入れ具合などを変えて試すも突破できず絶望が頭をよぎります。
この時点で通線ワイヤーを購入したことを激しく後悔していました。
しかし、この時にある考えが浮かびます。
2階から1階に降ろすという考えにとらわれ過ぎていたのでは?
と。
LANケーブルは降ろすしか無理でしたが、通線ワイヤーは1階から2階に通すことが出来るはず!
ということで下から上のパターンも試してみました。
……
結果、1階から2階に通線ワイヤーを通すことに成功しましたー!
「やったぜー!!」
とメチャメチャ喜びましたw
LANケーブルだけCD管の通過具合を試す
通線ワイヤーが通過したので、次はLANケーブルがCD管を通過できそうか単体で試しました。
「ヤベー、コネクターが大きくて途中で詰まる!」
再び私の頭に絶望がよぎります。
しかし、コネクターのツメ(LANケーブルが抜けないようにする)のはねてる部分さえなんとか出来れば少しはマシになりそうと考えて、ガムテープで無理やりツメを閉じた状態にしました。
これで、スルスルとまではいきませんが、CD管を通過できるようになりました。
通線ワイヤーとLANケーブルをCD管に通す
それぞれ単体でのテストは終わったので、いざ実践です!
ここでポイントとなるのは、通線ワイヤーとLANケーブルを何で繋げるかです。
私は最初、通線ワイヤーとLANケーブルの先っちょをガムテープでグルグル巻きにして繋げました。
正直、これだと柔軟性がないので途中で解けてしまう気はしました。
そんな不安もあるなか、2階に通っている通線ワイヤーの先っちょにLANケーブルを繋げて1階から通線ワイヤーを引っ張ります。
この時、LANケーブルがギリギリ通過できるぐらいなので、かなり力を入れて引っ張らないと下に来ない感触でした。
問題のCD管の曲がり角で一度詰まったので、更に力を入れて引っ張ったのですが「ブチッ」とガムテープが切れてしまいました。
※音は聞こえませんが、凄く軽くなるので感触ですぐわかります。
「ですよね~!(涙)」
その後、更にガムテープをガチガチにしたりと試しますが、何度やっても曲がり角を突破出来ませんでした……
今度こそ、本当にダメかと絶望が頭をよぎりました。
何となく通線ワイヤーの両端を見比べていたら、違いがあることに気付きました。
そこで違いをよく見てる最中にようやく通線ワイヤーの正しい使い方を理解しました
先っちょには穴があったんです!
そう針に糸を通すような穴です。
この穴に、針金などを通してLANケーブルに繋げれば通せるのでは?
そう思い家の中を探したもののパッとは見つからなかったのでビニールタイを使うことにしました。
ちなみにビニールタイはケーブルなどをまとめるに、よく使われているやつです。
※今回、初めて名前を知りましたw
LANケーブルにビニールタイをグルグル巻きにしただけでは心配だったので、ビニールタイを巻いてる部分はガムテープで固定しました。
これでダメならもう諦めようと思い最終決戦へ……
いざ尋常に勝負!
1階から力を入れて引っ張る引っ張る!
そして「あれ?これ曲がり角突破したんじゃ……」と思いながら引っ張り続けると、ついにご対面!
CD管にLANケーブルを通すことに成功しました!
自分のお間抜けな部分もありましたが、通った時はメチャメチャテンション上がりました!
途中までは本当に絶望が頭をよぎっていたので……w
通線ワイヤーを買ってよかった理由
ここまで苦労した時間を考えると業者に頼んだ方が安かったのでは?
なんて事も考えました。
しかし、LANケーブルのカテゴリーを調べて思ったのです。
速度を追求するなら、いずれはLANケーブルを交換する必要があると。
その度に業者に依頼するのか?
お金の面もありますが、何より連絡やら日程の調整やらが面倒なのです。
今回の件で『自分の好きなタイミングで交換できる』という実績を手に入れたので、結果的に挑戦して良かったです。
ですので、買った通線ワイヤーも大事にとっておきます。
そう遠くない将来、CAT8に変えてもいいかなと思ってるので、その時は再び通線ワイヤーが活躍します!
無線から有線になった速度の違い
我が家の環境で、無線から有線になった速度の違いをご紹介です。
まずは無線の時の速度です!
結果は『27Mbps』!
次にLANケーブルCAT7にした有線の速度です。
結果は『300Mbps』と、驚きの10倍です!
ページを更新する度に誤差はありますが、間違いなく爆速になってますw
いや~、やって良かった有線対応♪
まとめ
10年越しに実現した有線計画でしたw
何度も絶望と後悔に襲われましたが、本当にチャンレジして良かったです。
余談ですが、この作業のあと一緒に実況プレイしている黒捷と飲む約束をしていたので、美味しくお酒が飲めましたw
↓ 今回紹介した商品 ↓
コメント
CD管ということはすべてコンクリートだったということですよね?
PF管なら分かりますがCD管の意味が少しわからないです
CD管を選択したのはプロの方であって私ではないのでハッキリとは言えませんが、少し検索してみたら以下の記載がありました。
『CD管は主にコンクリート埋設専用、PF管は露出配管が可能と覚えてください。』
http://kaneshindenki.co.jp/cd%E7%AE%A1%E3%81%A8pf%E7%AE%A1%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84%E3%80%82/
家の壁の中に通す=露出しないのでCD管で問題はないのでは?と私は思いました。
今回の記事は既に設置されているCD管にLANケーブルを通したという内容なので、なぜCD管を選択したのかは別途調べていただいた方が間違いがないかと。
Cat7を購入されたとのことなんですが、RJ-45コネクタ(現在普及しているLanのコネクタ、他のコネクタを利用しているところ見たことない)のCat7だとSTP必須ですしGG45,ARJ45,TERAのみの規格なので規格に準拠していないものです。
規格書?にはRJ-45コネクタはCat6aまでと書かれてます。そこにCat7のRJ-45だとCat6a相当のものだと書かれてます。
また、STPケーブルは接地もしないといけないので(アースとはまた別)UTPケーブルの方が速度が出る可能性まであります。1000Mbps以上の速度が必要ないならCat5eでも問題ないレベルです。
コネクターごと通すと今回のように苦戦せるので、ケーブルとコネクターを別で購入しはめ込む?のをお勧めします。
細かく言えば色々と最適な手段があるのは伝わるのですが、既に購入済みでありCD管も通せている状態なので今から買い直すことはしないですね😅
現状、特に困ってもいないので。
Cat7云々の話は簡単に言えば「一般的に流通しているCat7ケーブルは全て規格に則っていない偽物なので信用出来ない」ということですね。
一般的にはcat5eの方が自作もしやすくて扱いやすいです(CD管に通してからコネクタを付けられるので通すのも容易)。
通し直すのが面倒というのもとても分かるので別の機会にでも参考にして下さい。